2008年9月30日火曜日

ミドルエイジから「サイドビジネス」始める

収入が伸びず、年金にも不安が募る昨今。サイドビジネスで実入りを厚くしたいと考える人は決して少なくない。しかし、サイドビジネスを禁じている企業は多く、また筋の良くないサイドビジネスを持ちかけて虎の子のお金を狙う悪質な業者も後を絶たない。
雇用が安定していた時代は、仕事帰りに“ちょっと一杯”と赤ちょうちんで会社や上司の愚痴を言い合って、憂さを晴らしていればよかった。だが、勤め先の先行きに安心感が持ちにくくなった今では、一刻も早く家に帰って、パソコンに向かい、サイドビジネスに備える人が増えているようだ。倒産はもう他人事ではない。最初は小遣い稼ぎ程度から始めたとしても、早くからセカンドジョブを準備して、いざという事態に備えようという気持ちは多くの働き手の間に濃くなり始めているようだ。
『「福業」のススメ』(あさ出版刊)を書いた谷口晋一さんはサイドビジネス経験が豊富で、サイドビジネスを始める上で押さえておきたい勘所として「サイドビジネスはこの先、新たなブームを呼びそうな気配だ。働き手と勤め先の関係が様変わりする中、サイドビジネスが現実的な選択肢として見直されつつある。ただし、サイドビジネスはそう甘いものではなく、むしろセカンドジョブを求める人を食い物にしようとたくらむ輩が少なくない。勤めながらのダブルワークを成功させるには、勤め先からサイドビジネス禁止規則を盾に取った処罰を受けないための目配りも重要で、段取りを誤らないように気を付ける必要がある。」
今は正社員であっても、給料が上がらない時代。保障も下がりかねない。そもそもどんなにいいといわれている勤め先だっていつまで存続するかも怪しいものだ。かつてリストラクチャリングの嵐が吹き荒れた頃は過剰雇用から人員整理が進んだが、昨今は勤め先がいざ危うくなった場合のリスクヘッジの意味から、働き手が在職中から主体的に別の収入源を模索するのもはや常識かもしれない。